自衛隊の一尉はどれくらい偉い?現場の真実を図解

自衛隊の一尉って自衛隊員の中でも「どういう立場?位置づけ?」という風に疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。

一番近い話では、「機動戦士ガンダム」とかにでも出てくる「大佐」や「少佐」そして「中尉」や「大尉」一体、なんのこちゃと思ってる方もいらっしゃるかもしれません。

自衛隊の一尉というポジションは、はっきり言うと、偉いです。

想像通り、自衛官の中でも中堅クラスの幹部で隊長を百人位指揮する偉い階級のようです。

そんな一尉という階級について、一般の人には非常にわかりにくいので、階級上の位置、役割、昇進ルート、給料面、陸・海・空での違いを調べまとめましたので、ご覧になってください。

自衛隊の一尉はどれくらい偉い?階級の立ち位置を図解

一尉という名前柄、一番偉い人と思われがちだけど、まだ上には上がいて幹部クラスの中でも、まだ中間のようですね。

階級の区分で言うと尉官にあたり、まだ上には、佐官と将官があるんですよね。

仕事的には、上から命令を受けて、部下に命令を出し、任務の進行とか部下の教育や人員管理まで担当するそうです。

そして、数百人の隊員をまとめるリーダー格。

なんだか、頼りがいのある兄貴的存在みたいで、かっこいいですね。

そこで勘違いしてはいけないのが、一尉はそこそこ偉いのではなく、現場を動かす責任ある立場と理解してはいかがでしょうか。

ですから、政治家や大会社にあるように、何か失敗すると連帯責任で自分も辞職に追い込まれる立場なんですね。

特に、一尉の立場は幹部クやラスの中間ですから、一般の会社に例えると課長といったところですかね。

一尉は幹部自衛官の中堅クラスで、曹士より上・佐官より下

一尉は幹部自衛官の中堅クラスで、全体的に見てみると偉いんだけども幹部の中でも一番下の尉官のトップという、なんとも中途半端なポジションなんです。

陸・海・空の自衛隊員は入隊当時は、自衛官候補生から始まって士・曹・准尉・尉官・佐官・将官と出世していきます。

一尉は、曹より上で現場幹部として最重要だけど、基地を統括する佐官以上ではないということです。

言わば、現場責任者とでも言えば、わかりやすいでしょうか。

そういう意味では絶妙な位置にいてるとは思いませんか。

もう少し詳しく説明すると下記の表の通りです。

陸上自衛隊海上自衛隊航空自衛隊
  将  将陸上幕僚長海上幕僚長航空幕僚長
  将 陸将 海将 空将
  官  将補 陸将補 海将補 空将補
  佐  1佐
  官  2佐
  3佐
  尉  1尉
  官  2尉
  3尉
  准尉
  曹長
  1曹
  曹  2曹
  3曹
  士長
  士  1士
  2士
自衛官候補生

一尉の役割とは?現場で任される指揮・担当・責任の範囲

一尉の役割とは、簡単に言うと佐官などの上級幹部の命令を理解して、2尉、3尉などの若手部隊に伝達する橋渡し的なもので現場を回す極めて重要なポストのようです。

現場での成功だけでなく、現場での事故防止、隊員の訓練から勤務管理まで、その責任範囲は多岐に渡り気が抜けなくて大変な立場にあるようです。

それは、まるで次の段階の佐官になるための試練のようにも感じます。

実際、上官から評価を受けながら業務を遂行されてるみたいですね。

1尉は部隊で何をする人?指揮官候補としての任務と役職

一尉は、将来の指揮官候補として見られ、少隊長経験後、中隊本部勤務、各種班長、教育担当、後方支援部門の責任者補佐など、部隊の中核を支えるポジションに、その多くは就くようです。

ただ、仕事をこなすだけでなく、今後、部下を、どう育てていくかというのが新しい課題になってくるようで、まさに、現場と指揮官の中間的な存在です。

作業員ではなく幹部として動く一尉の仕事と責任

一尉は、もう単なる作業員ではなく基本的には、幹部なんです。

とは言っても、現場から完全に足を洗えない中途半端な立場で、ずーっと隊員たちの事を思ってます。

それは、現場責任者でもあるからです。

「部下をどう動かすか」、と部下の勤務態度、健康状態、教育状況、ハラスメント防止など、場合によっては、説明責任が発生します。

そう考えると、背負う責任の重さが、改めてわかる気がしますよね。

一尉は誰の上司で誰の部下?組織の中での位置関係

一尉のことについて、これまで話してきて、上下関係ほど、わかりやすいものはないと思います。

親しみさえ感じてきますね。

本当に自衛隊内での上下関係を考えると一尉らしさが、わかってきます。

一尉は曹士に対しては上司側に立ちます。

佐官に対しては、部下側です。

つまり、現場と上級司令部との橋渡しを担ってるんですね。

「上からは任務を課され、下には実行させる」ということこそ、一尉の自衛隊員での立ち位置の真骨頂と言えます。

曹長・陸曹・1等陸曹など曹士との違い

一尉は、現場でならしてきた人材ではありますが、曹長や1等陸曹などと比べると、やや劣る部分があります。

曹長や1等陸曹などの曹クラスは、実務、技能、隊員指導のベテランとして非常に頼られる存在ながら、自衛隊内では一尉の方が上なので曹長が現場で指揮をとり責任は一尉がとるという形が多いそう。

3尉から1尉へ、さらに3佐・2佐・1佐へ続く昇任ルート

一尉の次なる昇進ですが、絶対に昇進出来るという保証はなく、色んな要因が関係してくるようです。

「運も実力のうち」という言葉が合うような気がします。

昇進には勤務成績、配置、教育課程の修了、適性、ポストの空きが関わってくるので、色々な要因が重なると言っても本人のキャリアにおいて大きな意味を持つことが多いでしょぅね。

ここから先で差がつきやすい分岐点でもあります。

これより先の佐官への昇進は、本人のキャリアにおいて大きな意味を持つことが多いのではないでしょうか。

一尉になるまでの昇進スピードは?学校・必要年数・昇進条件とは・・・

一尉のポジションに就くには、単に年功序列ではないようです。

結論からいうと、何年で一尉になるというのは調べた所、わからないですね。

防衛大学や一般大学から入隊する人もいれば、曹として入隊した人が幹部として選抜されることもあるそうです。

ただ、新人ではなくて、教育課程と実務経験を積んだ上でいけるポジションだということで、年数だけでなく、勤務評価、必要な学校教育、適性、補職経験が関わってくるということです。

つまり、そんな、「棚からぼた餅」みたいな、そんな甘いものではないということ。

実力が必要である。

自衛官が幹部になる主なルートと学校での教育とは

  • 最初から幹部候補生として入る道

  防衛大学・一般大学卒からの幹部候補生採用がある。

  • 曹として勤務した後に幹部へ進む道

  幹部内選抜による昇進ルートがある。

いずれも、幹部になるには、学校教育や家庭教育が必要。

一尉になるには、知識や現場経験だけでなく、指揮統率、戦術、服務、法規、部隊運営などを学ぶ必要があり、まさに、何でも出来る柔軟さが必要で、また、いつも周囲に自分は評価されていて、認められなければならない。

という意味では、一尉になった暁には、人間的に、かなり、いい意味で他の人と差がついているだろうと思います。

また、幹部になるには、ハードルが高いです。

3尉から一尉までの標準的な昇進スピードと必要な経験とは

一尉になるには、まず、三尉で幹部としての基礎を学んで、二尉で実務経験を積まなければなりなせん。

その間、小隊運営、教育訓練、各種計画、上司への報告、部下指導などを学ぶ、つまり、幹部としてだけでなく、一人の人間としても一人前になることを意味しているのではないでしょうか。

だから、一尉になろうとする人は、自分を高めるといぅ意味でもいいかもしれません。

しかも、周りからも認められていたら、このうえないですね。

そして、ここでの評価が三佐の昇進に影響するとのことです。

一尉でも皆、同じ目標とは限らない

一尉になる人は、皆、同じキャリアを歩むとは限らないんですよね。

もっと上を目指して昇進する人もいれば、整備、通信、航空管制、補給、警備、艦艇運用など、専門性の高い分野を目指す人もいます。

将来の指揮官候補か現場の専門幹部にわかれるということですね。

一尉の給料・年収はどれくらい?1等陸尉・一等空尉年収の目安は

一尉の偉さについて色々と語ってきましたが、やはり、一番気になるところは収入ではないでしょうか。

自衛隊の給料は、基本給を中心に、階級や勤続年数、年齢や各種手当で差が出るようです。

  • 基本給

  尉官(少尉・中尉・大尉)・佐官(少佐・中佐・大佐) 35万~45万円以上

  • 手当

 単身赴任手当(転勤が多い場合) 危険手当(災害派遣・海外任務)

  • 賞与

 年間150万円~200万円規模

まとめ

一尉という自衛隊のポジションについて語ってきましたが、いかがでしたか。

一尉は、幹部の入り口とも言える階級で、百人位の曹士達から見ると命令を出してくれる頼れるリーダーという風にみられるのでしょうか。

いわば、一言で言うと、見える幹部と言ったところでしょうか。

なんだか、人生の進路を決める分岐点であるような気もします。

どちらにしても、周囲から重宝がられる存在に違いありません。

また、一尉は自衛隊の中で少し気が気ではない部分もありますが、一番エンジョイ出来る楽しい時間かもしれませんね。

また、自分自身を人として高めてくれるような職種であれば、なおさらです。

自衛隊の中でも、この一尉を通して自分の人生を見つめなおす人も多いはず。

この記事が、一尉を目指している人の後押しとなれば著者冥利につきます。

最後まで、お読み頂きありがとうございました。

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